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【YKK AP】内窓特徴

YKKAP

YKK APの内窓シリーズ「ウチリモ」は、既存の窓の内側にもう一枚窓を取り付けることで、住まいの断熱性・防音性・快適性を大きく向上させることができる人気のリフォームアイテムです。YKK内窓の特長やシリーズ、メリット等を詳しくご紹介いたします。

YKK APの内窓リフォームで得られるメリット

YKKAP　内窓

断熱性能のアップ

内窓を取り付けることで、外気との間に空気層ができ、窓まわりの断熱性が大きく向上します。冬は冷気の侵入を防ぎ、室内のあたたかさをキープ。夏は外の熱気を遮って冷房効率を高めます。冷暖房費の節約はもちろん、浴室などのヒートショック対策にも効果的です。

結露の発生を抑える

窓の内側にもう一枚ガラスを設けることで、外と内の温度差を緩和。これによりガラス表面に水滴がつきにくくなり、結露を大幅に軽減できます。結露が減ることで、カビやダニの発生を抑え、快適で清潔な住環境を保つことができます。

優れた防音効果

窓は音の出入りが最も多い部分。内窓を設置することで、外窓との間にできた空気層が音を吸収し、外からの騒音や室内の音漏れをしっかりカットします。交通量の多い道路沿いや、静かな環境を求める寝室にもおすすめです。

防犯性の向上

二重窓になることでガラスを破るまでの時間が長くなり、侵入をためらわせる効果が期待できます。見た目にも安心感が増し、防犯意識の高い住まいづくりに貢献します。

経済性の向上

内窓リフォームは、光熱費の削減につながる省エネリフォームです。冷暖房の使用時間が短くなり、エアコン効率が上がるため、年間を通して電気代の節約が期待できます。また、国や自治体による補助金制度の対象となることも多く、実質的な費用負担を抑えて導入することが可能です。快適さと同時に、家計にもやさしいリフォームです。

YKK AP 内窓ガラスの選び方

断熱性で選ぶ

内窓の性能を決める大きな要素のひとつが「ガラス」です。
フレームの断熱性能も重要ですが、ガラスの種類によって快適さや省エネ効果が大きく変わります。
ここでは、YKK AP内窓で選べるガラスの特徴と、選び方のポイントをご紹介します。

■ 単板ガラス

YKK　内窓

もっともシンプルな構造の1枚ガラス。コストを抑えて設置できるのが魅力です。ただし断熱性や防音性はほかのタイプに比べて低く、玄関や納戸、あまり使用頻度の高くない部屋などに向いています。

→ 価格重視・簡易的な間仕切り用途におすすめ。

■ 複層ガラス（一般タイプ）

YKK　内窓

2枚のガラスの間に中空層（空気の層）を設けた構造で、単板ガラスに比べて約2倍の断熱性能を発揮します。冬の冷気の侵入や結露を軽減し、冷暖房効率を向上。初めて内窓を導入する方にも選ばれている標準タイプです。

→ コストと性能のバランスを重視したい方におすすめ。

■ Low-E複層ガラス

YKK　内窓

複層ガラスの室内側に、熱の移動を抑える特殊な金属膜（Low-E膜）を施した高性能ガラスです。一般的な複層ガラスに比べて、断熱性・遮熱性の両面で優れており、現在では新築住宅の約8割以上で採用される主流のガラスとなっています。Low-E複層ガラスには、設置する方角や地域の気候に合わせて選べる2つのタイプがあります。

断熱タイプ：太陽光の熱を効率よく室内に取り込み、外へ逃がさないことで冬の暖かさをキープ。
遮熱タイプ：日射熱を反射して室内の温度上昇を防ぎ、冷房効率を高めるタイプ。

それぞれの特長を活かすことで、四季を通じて快適で省エネな住まいづくりを実現します。

ガラスの色や見え方で選ぶ

YKK　内窓

ガラスはその色や表面加工の種類によって、採光性や視線の透け具合、断熱性能が異なります。設置する場所や目的に合わせて選ぶことで、快適さとデザイン性を両立させることができます。

● 型ガラス（かたガラス）

ガラスの片面に凹凸の模様をつけたデザインガラスです。表面の凹凸が光を乱反射させることで、外からの視線をやわらかく遮りながら、明るさをしっかり確保できます。トイレや浴室、玄関の明かり取り窓など、プライバシーを守りたい場所に最適です。模様の種類によっても見え方が異なり、空間の印象づくりにも役立ちます。

● すりガラス（フロストガラス）

透明ガラスの片面をサンドブラスト（細かい砂を吹き付ける）や薬品処理によってすりガラス状に加工したガラスです。表面が不透明になることで視線をしっかり遮りつつ、やわらかな光を均一に拡散します。室内ドアや間仕切り、採光を取り入れたい場所におすすめで、上品で落ち着いた印象を演出します。

● ガラス色による違い

透明ガラスのほか、ブロンズ色やブルー色など、色付きガラスも選択可能です。色によって日射熱のカット率や見え方が異なり、遮熱性能にも影響します。

防犯・防災・防音性能で選ぶ

■ 安全合わせ複層ガラス

YKK　内窓

暮らしの安全性を高めたい方には、安全合わせ複層ガラスがおすすめです。このガラスは、2枚のガラスの間に強靭な中間膜（フィルム）を挟み、加熱圧着して一体化させた構造になっています。そのため、外部からの衝撃にも強く、通常のガラスに比べて割れにくい高い防犯性能を発揮します。また、万が一ガラスが割れても、破片が中間膜にしっかりと貼り付き、ガラス片の飛散や落下を防止。人へのケガを防ぐとともに、地震や強風などの災害時にも安心です。さらに、ガラスと中間膜の構造によって音の振動を抑える効果もあり、防音性にも優れています。防犯・防災・防音の3つを兼ね備えた、安全性の高いガラスです。

安全合わせ複層ガラス（防音タイプ）

YKK 内窓

安全合わせ複層ガラス（防音タイプ）は、安全合わせ複層ガラスに遮音性能をプラスしたタイプです。外からの車の走行音や生活音などの騒音を抑え、室内の音漏れも防ぐことで、静かで快適な住環境を実現します。

異厚複層ガラス

YKK　内窓

厚みの異なるガラスを組み合わせることで、一般的な複層ガラスで発生しやすい共鳴現象を抑え、さまざまな種類の騒音に対して高い遮音性能を発揮します。

デザインで選ぶ（インテリア内窓）

YKK　内窓

YKKの「格子入Low-E複層ガラス」は、断熱性に優れたLow-E複層ガラスの内部に格子（デザインバー）を組み込んだタイプのガラスです。外観に上品さと奥行きをプラスし、採光を確保しながらもプライバシー性を高めることができます。格子はガラス内部に封入されているため、ホコリや汚れがつかず、お手入れも簡単です。また、Low-E金属膜により、夏は日射熱の侵入を抑え、冬は室内の暖気を逃がしにくく、一年を通して快適な室温を保ちます。デザイン性と機能性を兼ね備えたガラスとして、住宅の洋風・和風どちらのスタイルにも調和します。

YKK APの内窓シリーズのご紹介

YKK APでは、住まいの用途や取り付けスペースに合わせて選べる3つのシリーズを展開しています。
「ウチリモ内窓」「ウチリモプラマードU」「ウチリモ Lite U」は、それぞれデザインや性能、取り付け条件に違いがあり、住宅のタイプやお部屋の用途に応じた最適な選択が可能です。

■ ウチリモ内窓

YKK　内窓

2023年に登場した最新モデルで、YKK APの内窓シリーズの中でも最も新しい仕様を採用しています。従来のプラマードUの高い断熱性・防音性をそのままに、さらにすっきりとしたデザインと施工性を実現。枠の厚みを抑えることで、従来よりも奥行きの狭い窓にも対応できるようになりました。断熱性に優れた樹脂フレームを採用し、外気の影響を大幅にカット。冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を保ちます。ガラスは「複層ガラス」や「安全合わせ複層ガラス」など多彩に選べ、遮熱・防音・防犯などのニーズに応じたカスタマイズが可能です。デザイン面では、フレーム幅をよりスリムに仕上げ、見た目の圧迫感を軽減。既存窓と一体感のあるすっきりとした印象を演出します。カラーは全6色展開で、インテリアの雰囲気やサッシの色に合わせやすく、ナチュラル系からモダンなカラーまで幅広くラインアップされています。クレセント錠（開閉ロック）を標準装備し、防犯面にも配慮。気密性の高い構造により、外部からの騒音を抑え、室内の音漏れも軽減します。リビング・寝室・子ども部屋など、あらゆる居室におすすめできる万能タイプです。また、施工性も大きく向上しており、短時間で取り付けが完了。リフォーム時の手間や工期を最小限に抑えることができます。最新モデルとして、今後のYKK APの標準内窓として注目されているシリーズです。

■ ウチリモプラマードU

YKK　内窓

YKK APのロングセラー商品で、全国の住宅で高い評価を受けている定番モデルです。断熱・防音・結露軽減など、内窓に求められる性能をすべて備えたバランスのよい製品で、リビングや寝室、浴室、キッチンなど幅広い場所で活躍します。ガラスは「単板ガラス」「複層ガラス」「安全合わせガラス」など多彩に選べ、目的に応じて断熱性や防犯性を強化することが可能です。また、引違い窓だけでなく、プロジェクト窓やFIX窓など多彩なラインアップを展開しており、さまざまな窓形状に対応できるのも大きな特長です。クレセント錠を標準装備しており、しっかりと密閉できるため気密性が高く、外からの騒音を軽減。さらに、室内外の温度差をやわらげることで結露の発生を抑え、カビやダニの繁殖を防ぐ効果もあります。フレームカラーは全6色。木目調からホワイト系まで豊富なカラーバリエーションで、インテリアに自然に溶け込みます。どんな住宅にもなじむデザインと、信頼性の高い性能を兼ね備えた“スタンダードな内窓”として、長年にわたり支持されています。なお、「引違い窓」タイプについては2026年3月をもって販売終了予定となっており、今後は後継機種である「ウチリモ内窓」への移行が進む予定です。とはいえ現在も多くの住宅に採用されており、実績と信頼性を重視する方におすすめです。

■ ウチリモ Lite U

YKK　内窓

「ウチリモ Lite U」は、奥行きの狭い窓にも設置できるスリムタイプの内窓です。特に浴室やトイレ、キッチンなど、湿気や水はねの多い水まわりに最適。限られたスペースにもすっきり収まり、手軽に断熱・防音対策が行えます。ガラスの代わりに軽量な「樹脂板」を採用できるため、万一の破損時にも安心で、取り扱いも容易です。また、単板ガラス仕様にも対応しており、コストを抑えながら快適性を向上させたい方にもおすすめです。クレセント錠（ロック機能）は省かれており、軽量で開閉がスムーズ。頻繁に開け閉めする場所でも扱いやすい設計です。カラーは2色展開で、シンプルで清潔感のある色味が多く、水まわり空間になじみやすいデザインとなっています。気密性の高い構造により、浴室の冷気を遮断し、ヒートショックの防止にも効果的。断熱性を高めながら、快適な温度を保つことができます。さらに、内窓を設置することで結露を抑制し、カビや汚れの発生を軽減。掃除の手間も少なく、快適で衛生的な環境づくりをサポートします。Lite Uは施工もスピーディーで、短時間で取り付け可能。比較的軽量なため、マンションやアパートなどの集合住宅にも導入しやすいモデルです。

内窓施工の流れ

ここでは、YKK APの「ウチリモシリーズ」や「プラマードU」などを設置する際の一般的な流れをご紹介します。大掛かりな工事を伴わず、1窓あたり最短1時間ほどで完了するスピーディーな施工が特長です。

① 現地調査・採寸

まずは無料で現地調査を行い、既存の窓枠やサッシの状態を確認します。内窓は既存窓の内側に新たな窓を取り付けるため、正確な寸法確認がとても重要です。サッシの奥行き、壁の出幅、クレセント（鍵）位置などを細かくチェックし、最適なサイズ・仕様を決定します。また、使用するガラスの種類（複層ガラス・Low-Eガラス・安全合わせガラスなど）やフレームカラーをお客様と相談しながら選定します。リビングや寝室、水まわりなど、設置場所の用途に応じて断熱・遮音・結露対策など最適な組み合わせをご提案します。

② お見積り・ご提案

採寸結果をもとに、内窓の仕様・枚数・設置箇所ごとのお見積りを作成します。同時に、補助金制度の活用可否も確認します。補助金対象となる場合は、補助金額を差し引いた実質ご負担額をご提示します。お客様のご要望に応じて、複数プラン（例：防音重視プラン／断熱重視プラン）を比較して検討することも可能です。

③ ご契約・製作手配

内容・金額にご納得いただけましたら正式ご契約となります。ご契約後は、メーカーへ製作を依頼します。製品が届き次第、工事日程を調整し、施工当日に向けて準備を進めます。

④ 施工（取付工事）

施工当日は、既存の窓を残したまま、内側に新しい樹脂サッシ枠を取り付けます。まず既存窓枠の清掃と下地確認を行い、必要に応じてスペーサーで水平を調整。その後、内窓のフレームを取り付け、ガラス障子を建て込み、動作確認と気密調整を行います。内窓は「後付けタイプ」なので、壁を壊したりクロスを張り替えたりする必要はありません。1窓あたり30分～1時間ほどで施工が完了し、1日で複数枚の設置も可能です。工事中も大きな音やホコリが出ることはほとんどなく、住みながらの施工ができます。

⑤ 完了確認・お引き渡し

全ての窓の開閉・施錠・見た目・気密状態を最終チェックします。クレセント錠（鍵）の位置調整やガラス表面の清掃を行い、問題がなければお引き渡しとなります。お引き渡し時には、日常の使い方・お手入れ方法・結露対策のポイントなども丁寧にご説明します。また、万一の不具合や不明点があれば、アフターサポートとして迅速に対応いたします。